皮膚は、人間の体の中でコラーゲンがもっとも多い
ところです。
その表面積は、成人の場合、約1.6平方メートルです。
広げるとタタミ1畳分に相当します。
皮膚は、一番外側にある「表皮」と、そのすぐ内側にあ
る「真皮」と、もっとも内側にある「皮下組織」から
成り立っています。
外界と直接接している表皮は、厚さわずか0.2ミリです。
非常に薄いですから、殆ど質感がありません。
手で触ってみて「これが肌だ」と実感するのは、実は
その奥の真皮の部分の感触です。
真皮は、表皮の約10倍の厚さがあり、表皮が破れない
よいに、そのすぐ内側で表皮を裏打ちしています。
その大部分がコラーゲン線維で作られた網の目のよう
な構造をしています。
また、真皮層では、コラーゲン線維がびっしりと複雑に
絡み合って形成されている間を汗腺や皮脂腺が走ってお
り、そこから内側の皮下組織にかけて、センサーの役目
を果たす神経細胞が分布しています。
表皮には、みずみずしいお肌を保つ上で重要な役割を果
たすコラーゲンのパートナーがいます。
それは「エラスチン」と「プロテオグリカン」です。
エラスチンはコラーゲンよりもはるかに弾力性に富んだ
タンパク質で「弾力線維」とも呼ばれ、網の目のように
張り巡らされたコラーゲン線維が交差する部分を支えて
います。
その名の通り、バネのような役目をしているのです。
続く
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