毛細血管の“コラーゲン不足”に気をつけよう

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私たちの体には、手足のすみずみまで血管が張りめぐら
されています。

動脈、静脈から毛細血管まで、すべての血管を一本につな
いだとしたら総延長は全長10万キロで地球を二周半する
という想像を絶する長さです。

その血管内のコラーゲンが無くなったら、私たちのからだ
は致命的なダメージを受けます。

ちょっとしたケガでも、いつまでも出血が止まらず、命が
危険にさらされてしまいます。

「そんなバカな事が起こるはずは無い」と思われるかも知れ
ませんが、出血が止まらない病気は過去に何度も起こり、
多数の犠牲者が出ました。

その典型的なケースが大航海時代の船乗りたちを恐怖のどん底
に陥れた「壊血病」です。

今からおよそ400年前、天下分け目の「関が原の戦い」の
半年前の1600年3月、豊後(大分県)の臼杵湾に、オラ
ンダ船リーフデ号が漂着しました。

江戸時代唯一の海外への窓口となったオランダ交易のきっかけ
となった歴史的な船です。

この船がロッテルダムを出港した時の乗組員は110人でした。

ところが2年の航海の末、はるばる太平洋を回って日本に辿り
着いた時にはわずか24人で、その多くが「壊血病」で命を落と
したのです。

当時の船乗りたちにとって壊血病は海賊より恐ろしいものと
されバスコ・ダ・ガンがインド航路を発見した航海の際には、
160人の乗組員のうち100人が壊血病で死んだという記録
が残っているそうです。

今では、保健の教科書でも「壊血病」はビタミンCの不足で起こる、
と教えられていますが、柑橘類を食べると壊血病にならない事が
発見されたのは、なんと1747年なのです。

ビタミンCの不足が原因と判明したのは、ずっと遅く20世紀に
入ってからのことです。

しかし、壊血病の本当の原因は、毛細血管のコラーゲン不足
なのです。

線維芽細胞がコラーゲンを生成するときには、「プロリルヒドロ
キシラーゼ」という酵素の力が必要ですが、この酵素はビタミンC
が不足すると、体内でコラーゲンの生成と保持ができず、毛細
血管がボロボロになり、体内の至るところから出血し、最後は
命を落としてしまうのです。

コラーゲンのサプリメントの多くに、ビタミンCが配合されて
いるのは、プロリルヒドロキシラーゼによってコラーゲンの
生成能力を強化させるのも、ねらいの一つなのです。

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